美術館事業

石橋財団の美術館事業は1952年のブリヂストン美術館開館が原点となっています。
戦前から戦後にかけて日本洋画、西洋絵画の一大コレクションを築き上げた創設者 石橋正二郎は「コレクションを自分一人だけで愛蔵するよりも、多くの人に見せるため美術館を作り、文化の進歩に尽したい」という考えから、1952年、東京・京橋のブリヂストンビル2階をブリヂストン美術館として一般に公開しました。1956年の石橋財団の創設は、美術館を永久の事業として育成発展していくことが目的のひとつでした。
また、正二郎は1956年、故郷久留米市に石橋文化センターを寄贈した際、その中核施設として石橋美術館を開館しました。その運営は、1977年4月から久留米市の要請を受けた石橋財団が38年間にわたり担ってきましたが、石橋文化センター開園60周年を機に、2016年10月より久留米市に引き継がれ、名称も久留米市美術館と改めて、再スタートいたしました。

石橋財団は美術館を次のような方針で運営しています。

美と親しめる場の提供

来館者の方々が心ゆくまで美と親しめる環境を整えるとともに、館内で充実した時間を過ごしていただけるような作品の展示を心がけています。

展覧会

長年にわたって名品を選び拡充してきた石橋財団コレクションの常設展示を基本としており、日本の美術館の中でもひとつの特徴となっています。また、石橋財団コレクションに関係のある美術家やテーマに関する特別展も、随時、企画しています。

教育普及

美の奥深さやその背景を伝えるために、美術講座やギャラリートーク、編集出版など、多角的な活動を行っています。ブリヂストン美術館で土曜日に開催している「土曜講座」はすでに2000回を超えました。家族を対象にした美術プログラムもあります。

調査研究

美術館活動の基礎として、作品の来歴の調査や科学的調査など、コレクションを形成している作品それぞれを掘り下げる調査研究活動を行っています。その結果が常設展や特別展の企画や展示に反映されています。また、所蔵作品の状態を常にチェックし、修復についての最新の注意と処置を怠らないように努めています。